Lenovoとは
Lenovo(レノボ)とは中国発のコンピューターメーカーです。中国語では「聯想集団」と記載されます。1984年に中国で設立され、現在ではPC、タブレット、スマートフォンなどを製造販売しています。
パソコン出荷数は世界一位であり、世界トップクラスのパソコンメーカーと言えます。そのほかではHPやデル、アップルが世界で有名なパソコンメーカーです。
もちろん日本でもパソコン出荷台数において一位であり、多くのユーザーに利用されています。
世界でも同じだと思いますが、日本ではビジネスマンがよく利用しているパソコンというイメージが強いです。
レノボの日本法人はレノボ・ジャパン合同会社(Lenovo Japan LCC)です。私はパソコンの注文や修理・部品の注文などで頻繁に連絡を取っています。
パソコンの製造はほとんどを中国で行っています。そのため2022年現在、Lenovoにパソコンを注文すると到着するまで1か月~2か月以上かかることが多いです。
ThinkPad X1 Carbonといった上位モデルは日本の工場で製造しているため、これらだけ注文から数週間で手元に届きます。
Lenovoの歴史
2022年現在、Lenovoは創立から38年ほどです。それほど歴史のある会社ではありませんが、今では世界トップのパソコンメーカーとしての地位を確立しています。
2004年にIBMのPC部門を買収、2011年にNECと事業統合、2017年に富士通のPC部門を買収、アメリカのモトローラー(携帯電話メーカー)を買収し着実にその規模を拡大しています。
つまりLenovoは大手企業を買収して成長を続けてきた企業ということです。
Lenovoの主力商品
Lenovoの商品でまず思い浮かべるのは「ThinkPad」でしょう。もともとはIBMブランドでしたが、Lenovoに買収された後もブランドは変わらず、現在もThinkPadは主力商品であり続けています。
そのほかにも「Lenovo」という家庭用PCの位置づけであるブランドや「IdeaPad」、「ThinkCentre」、「ThinkBook」、「Yoga」などがあります。
ThinkPad
ThinkPadとはIBMが開発したノートパソコンのシリーズであり、LenovoがIBMを買収した後も変わらず販売され、進化し続けています。
ThinkPadは黒を基調としたデザインであり、赤色のトラックポイントが特徴です。
IT用語の確認 トラックポイントとはキーボードの真ん中に位置するカーソルを操作するためのポインティングデバイスのこと
安価でありながらも高スペックであるため、ビジネスマン御用達のノートパソコンです。大企業から中小企業まで幅広い企業でThinkPadを採用しています。
ThinkPadには次の特徴があります。
- 安価だけどスペックが高い(コストパフォーマンスが非常に高い)
- 余計なソフトが入っていない
- 落としただけでは壊れにくい高い耐久性
- 打ちやすいキーボード
ThinkPadには「Xシリーズ」や「Tシリーズ」など様々なモデルがあります。この幅広いラインナップと自由なカスタマイズ性が法人に受けている理由の一つです。
ThinkPad Xシリーズ
ThinkPadで高い人気を誇るのがXシリーズです。パソコンのパフォーマンスは非常に高く、軽量化されているため持ち運びにも便利です。
Xシリーズのなかでも特に人気があるのが「ThinkPad X1 Carbon」です。私が普段利用しているノートパソコンもこのモデルです。
値段が他のモデルに比べて若干高いため、私の場合は一部のスタッフにしかX1 Carbonは渡していないです。
Xシリーズにはその他に1kgを切る最軽量の「ThinkPad X1 Nano」、グラフィックボードを搭載している「ThinkPad X1 Etream」などがあります。
ThinkPad Tシリーズ
ThinkPad Xシリーズと同等の高いパフォーマンスを誇るのがThinkPad Tシリーズです。
Xシリーズと大きく異なる点は重さです。私はこのTシリーズも使用していますが、Xシリーズと比べると実際すごく重く感じます。
TシリーズはXシリーズと比べて安価なため、私の会社では通常のスタッフにはThinkPad Tシリーズを使ってもらっています。
TシリーズにはT15やT14(S)、T490などのモデルが存在します。